作年は社会情勢による航空便の迂回ルートの影響で、航空貨物の数量制限や航空運賃が高騰した関係で、イオンのTV版ボジョレーヌーボーでも価格は税込みで2,000円以下の商品は1種類のみでした。
2023年のイオンボジョレーヌーボーの記事はこちらから
https://spirits-wine.com/archives/3586
そして気になる今年の価格はどうなったのか詳しく調べました。結論は円安の影響があったにもかかわらず、価格据え置きとなりました。ただし、今年初めて取り扱うアイテムもあれば、扱わないアイテムもあります。またトップバリュやグリーンアイ オーガニックの製品にはブランドとして賞味期限が設定されているので、その点も解説していきます。
1.イオンボジョレーヌーボー2024年価格について
今年は昨年より、円安の影響でユーロ建ての仕入れが2割くらい上がり、値上げ必須でした。
しかし、このボージョレヌーボの文化を絶やしてはいけないとういう使命感のもと、価格は据え置きに決定致しました。
ただし、全体としての輸入量は昨年よりも減るので、店頭で購入しようとしても、トップバリュ以外のこだわりヌーヴォーは手に入れにくくなりますので、予約することを強くお勧めします。
しかも、イオンは10月21日(月)までに予約をすると早得プライスといって10%以上の割引となり、さらに電子マネーのWAONポイントが100ポイントおまけでついてきます。
また。昨年まであった1500mlのマグナムボトルの発売はありません。
カタログ掲載商品 定番品
今年も昨年好評だったトップバリュのオーガニックブランドであるグリーンアイから、オーガニック&酸化防止剤無添加のボジョレーヌーヴォー が発売されます。
2024年カタログ掲載商品の価格ですが、安い順に早得価格、予約価格、店頭価格の3段階設定となっていて、発売日に近くなるほど価格が上がる特徴があります。
尚、表示価格は全て税込みです。
早得価格:2,618円 10/21まで
予約価格:2,728円 10/22~11/17
店頭価格:2,948円 11/21~
2024年新カタログ掲載製品
①トップバリュ ヴァン・ド・フランス ピノ・ノワール・ヌーヴォー2024
早得価格:1,958円 10/21まで
予約価格:2,068円 10/22~11/17売切れ
店頭価格:2,178円 11/21~
予約価格:2,508円 10/22~11/17
店頭価格:2,728円 11/21~
2024年復活製品
①デュック・ロワイヤル ガメイ・スパークリング2024
早得価格:2,178円 10/21まで
予約価格:2,288円 10/22~11/17
店頭価格:2,508円 11/21~
ラインナップ唯一の甘口&スパークリングヌーボーです。毎年真っ先に売り切れになります。
ネット限定ヌーボーの価格
イオンではカタログ掲載商品以外に、輸入量が少ないブルゴーニュこだわり生産者のヌーボーも取扱っています。こちらは今年から早得価格が設定されました。
ただし、毎年解禁日前に販売終了しますので、予約はお早めにどうぞ。
①ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2024
早得価格:4,048円 10/21まで
予約価格:4,158円 10/22~11/17
店頭価格:4,378円 11/21~
ドメーヌ・ド・ラ・マドンヌはクリュ・ボージョレを凌ぐと評価されるペレオンのトップ・ドメーヌ。ワインスペクテーター史上最高評価をうけた自然派ヌーヴォー。
②ボージョレ・ヌーヴォー・ヴィエイユ・ヴィーニュ / ルー・デュモン 2024
早得価格:5,038円 10/21まで
予約価格:5,148円 10/22~11/17
店頭価格:5,478円 11/21~
「ガメイは、完熟させてはじめて、その真価を発揮します。そのためにはどうしてもヴィエイユ・ヴィーニュでなければなりません!」ボージョレ・ヌーヴォーをつくりはじめて19年間、仲田晃司氏の変わらぬ信念を貫いた渾身の作品です。
こちらも古樹にこだわり、8つの区画の樹齢70~95年の古樹から収穫されたブドウを使用しており、豊かな果実味が愉しめるワインです。
④マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー / ルー・デュモン 2024
早得価格:5,038円 10/21まで
予約価格:売切れ
店頭価格:5,478円 11/21~
イオンでは売り切れですが、エノテカで同じワインがあります。
⑤ドミニク・ローラン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2024
早得価格:4,378円 10/21まで
予約価格:4,598円 10/22~11/17
店頭価格:4,928円 11/21~
⑥ドミニク・ローラン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー キュヴェ・スペシャル2024
予約価格:6,765円 10/22~11/17
店頭価格:7,128円 11/21~
天然酵母のみを使用したブルゴーニュ屈指の生産者ドミニクローランが手掛ける超伝統的醸造方法でつくられたボジョレー!
2.イオンボジョレーヌーボー昨年の出来は?
今年は、昨年同様に天候に恵まれ、ブドウの生育が良くワインにも期待できるようです。
ちなみに昨年の11月16日午前0時の解禁とほぼ同時に、カタログ掲載されているボージョレヌーボを全て試飲しました。
結論は
2023年のヌーボは全体的に色も濃く、味も香りもしっかりと出ていて、2020年以来の当たり年となると思います。その中でも特におススメなのが、以下の3つでした。
①トップバリュ グリーンアイ オーガニック 酸化防止剤無添加2023
香りが華やかなで、オーガニックらしいソフトでバランスのとれた味わいです。
②シャトー・ド・ラ・リゴディエル ボージョレ・ヌーヴォー 2023
本年唯一のボージョレ・ヌーボーコンクール2023金賞受賞ワイン。香り、酸味、ボディすべてがバランスよくまとまっていて、後味にも余韻があります。店頭入荷は少ないそうですのでお早めにどうぞ。
③トップバリュ ボージョレ・ヌーヴォー HVE 2023
価格が一番安いイオンオリジナルヌーボーですが、およそガメイ種らしからぬ華やかな香り、ライトボディでありながらしっかりとブドウの味がする。バランスがとれたワインで、コスパ最高でした。
3.イオンボジョレーヌーボーの賞味期限
通常、ワインには賞味期限がありませんが、イオンのトップバリュ ボジョ・レーヌーヴォーには賞味期限が設定されているワインがあります。
まだ、2024年のヌーヴォーの賞味期限は決定していませんが、2023年で賞味期限は2024年4月30日となっていました。おそらく本年も賞味期限6か月未満の2025年4月末になると思われます。
賞味期限があるボジョレーヌーボーとその理由
以下の3品に賞味期限が設定されています。
その理由は①と③は容器がPETボトルであることと、よりフレッシュなうちに飲んでいただきたいとの考えで賞味期限を設定しています。
賞味期限が2025年4月30日までのヌーヴォー
①トップバリュ ボージョレ・ヌーヴォー HVE 2024
賞味期限が2025年10月30日までのヌーヴォー
①トップバリュ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2023
③トップバリュ ヴァン・ド・フランス ピノ・ノワール・ヌーヴォー2024売切れ
注目のヌーヴォーは?
最高ランクに位置するヌーヴォー
これからご紹介するのは、本数限定のこだわりヌーヴォーです。
メゾン・ルロワ
あなたも一度は聞いたことがあると思いますが、メゾン・ルロワはご存知でしょうか?
①ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール
ブルゴーニュ随一のテイスティング能力をもつマダム・ルロワ(以前のDRCの所有者)。が厳選し買い付けたコレクション、メゾン・ルロワ。こちらはボジョレー地区の中でも北部に位置するコミューンで育てられたブドウを使用しており、濃厚な果実味が特徴です。1年に1度のルロワのボジョレーが入荷したこの機会に、ぜひお愉しみください。
ルー・デュモン
世界が認める日本人醸造家が手掛けるボジョレー・ヌーヴォー。
②ボジョレー・ヌーヴォー
日本人醸造家の仲田晃司氏が設立したネゴシアン。こちらのワインには、「ガメイは、完熟させてはじめて、その真価を発揮する。そのためにはどうしてもヴィエイユ・ヴィーニュでなければならない。」という信念の下、古樹にこだわり、8つの区画の樹齢70~95年の古樹から収穫されたブドウを使用しており、豊かな果実味が愉しめるワインです。